赤坂国際会計事務所

インターネットその他の契約及び規約について相談を受け付けてます。

2015.10.23

最近の契約の傾向として、被害額が読みきれない契約が増えてきました。それをどの程度の力加減でするのか判断が難しいのが現状です。弁護士としては自らが責任を負いたくないということもあり、リスクを言及して終わりとする誘惑に駆られることがあります。

最近のビジネスは、わかりやすいキャッシュポイントではなく分かりにくいキャッシュポイントになっている(キャッシュポイントをずらす)ので、意味が分かりにくい。さらに技術も進化してキャッチアップするのが難しい。ブロックチェーンを技術、ビジネスすべてを理解して、しかも各国法も抑えている人は少ないと思います。

当職は、趣味として常にキャッシュポイントを考えるトレーニングをしてきました。外国でも日本でも様々な起業家と話す機会を設けてどのようにずらすべきなのか一緒に悩んできました。個別のケースで適切な方法は全く異なる現実を見てきました。通り一遍のリスク表示はベンチャーにとってイライラさせる何者でもないのが現状です。

リスクを表示してイライラさせる、又は、そうしたイライラさせるのを避けるためリスクあることを伝えずそのままにしてしまう。それでは駄目です。知りたいのは、リスクをどのように対応すべきかです。それはビジネス的な目線が必要です。

当職はいつも、1)ビジネスで解決するか、2)政治で解決するか、3)法的処理で解決するかのいずれかしかないと述べてます。2)の政治は政治家だけではなく、様々な手法があります。1)も様々な形で留意しておく必要があります。残念ながら3)の解決は使い方が限られており、しかもベンチャーからすると最低の結末しか呼ばないこともあります。

色々、お話をさせていただき、適切な道を一緒に悩み、対立ではなく新しい第三の道を探ること、これがお会いすることの醍醐味だと思います。

 

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