留学などに対してのアドバイスなどしてみた
2023.02.10
1.Statement Purposeの作成手法
LLMなど留学する大学に申請をする際、読む人の気持ちになると良い。私が私がとなると、他の出願者と変わらなくなる。この点は、MVPのように考えておくと、すっきりする。まず大学の大事にしていることを探してみる。その大学の存在理由を見極めてみる。そして現在の戦略を理解してみる。ビジョン、ミッションを理解しておく。そうすると、自分がやりたいこととの重なり合いを見つけることができる。受け手として、この候補者なら間違っても仕方がない、担当者が言い訳のできるStatement Purposeを作ることが大事だ。
自分が担当者なら、自分はこれに自信があると記載された場合、まずもってその自信は表現を放棄したとして見ない。ファクトを書き、判断者に判断をゆだねるべき。自分で自分を評価すべきではない。謙虚である必要はないが、自信があると記載する理由はない。
自分の共犯者(つまり、仲間を作る形)で作成するのが好ましい。自分のミッション、目的は何か。将来的なビジョンは何か。そして大学に何を貢献できるのか。具体的な絵がかけることが必須だ。教授がいるならばその論文をみて判断すればよい。なぜ直に接するのか、別に論文読めばよいのではないか、オンラインで十分ではないかなど自問自答して進めていく。そして自分の調査したことを踏まえてフレームワークを作り上げていく。
この手法は、どこかで既視感はないだろうか。それは君の上司にやっていることをそのまま大学にぶつけていくことだ。いや、そこまで考えたことがない?それは何も仕事をしていないに等しいと述べている。仕事とは、ただ単に言われたことをやるということではない。それは機械に過ぎない。できの悪い機械になってしまう前に、チームとして何を作るのかを考えてみよう。
Statement Purposeは文章力のテストの一環と見て良い。半年後の自分等完全に予測できるわけではないので、忘れても良い。むしろ以下のことを考えておくべきだ。
2.留学する大学で何を学ぶか
綺麗ごとをいう人はStatement Purposeに書いていることを実践すればよいなど考えるだろう。それは何も考えていないに等しい。刻々と変わる人生においては、一番の要素はサバイバルスキルを身に着けて、どこでも暮らしていける能力をつけることだろう。
実は、多くの授業はオンラインでもでき、徐々にリアルでの授業の意味は薄れている。そこで、大学で目的を立てるくらいならば、今すぐやり、課題を見つけてクリアし、残りを大学などでやればよい。それくらい、環境だけに依存するのは望ましくない。すぐに決めて、すぐにやる、これが原則だ。留学に夢を抱きすぎないこと、それは非常に大事なスキルだ。もし期待を抱きすぎると、期待が外れた際に、時間をロスする。君のやるべきことはそこではない。
目的を多数持って行って、臨機応変に、かつ、優先付けをしてやりきる。そして残ったものは残務として認識する。
勉強は今からすぐでもできる。しかし、交流は中々できないだろう。そうしたら、その交流をどうするかもセッティングするべきだ。自分が耐えられない環境になった場合も想定し、ちゃんとリラックスる機会も設ける。そしてトラブルをおいしい成長の機会としてとらえる。差別すら、おいしい経験と割り切る。
それらがサバイバルスキルで必要なことであり、かつ、会社でも貢献できる経験になる。会社に貢献するとは単に真面目に働くことだけではない。結果的に利益を得ることだ。その部分を想定し、大学では、色々なことをいろんな切り口で学び、一つの目的に固執しないようにすることだ。
但し、団子になってはらない。団子とは集団で固まって思考停止になることを意味する。むしろ、日本人以外の人間とつきあったり、ネイティブと付き合ったりし、情報交換し、自分が日本人メンバーに情報を共有する人間となればよい。役立つ人間になればよい。どうように、外国の方に日本というものを発信し、異文化のコミュニケーションができる場を設定すればよい。
自分の強みは何か、そしてどのカードを使い、どのようにサバイバルスキルを身につけて行けるかを考え、日々その訓練をしていけば、簡単に海外でも快適に?過ごすことができるようになるだろう。いくら優秀な人材でも、その辺のメンタルが弱ければ役に立たないことも多くある。
困った時、トラブルこそが、沢山の学びの宝庫であり、そうした場を海外でも提供してもらおう。それがおそらくは会社から提供されたチャンスと認識してよい。
但し、会社には真面目に、死ぬ気で学んできます。そして会社に貢献します。と述べた方が良い。理由は、その判断した人が責められないようにするには、模範解答が必要であり、社内調整ではその文言が必要だからだ。もし、その点を忘れると、えらい目にあうので気を付けて。