赤坂国際法律会計事務所|専門家が導く商標登録と知財戦略
「自社のロゴやブランド名を保護したい」と考えたとき、必要になるのが商標登録です。しかし、手続きには一体いくらかかるのでしょうか? 商標登録の費用は、ご自身で手続きするか専門家に依頼するかで大きく変わります。この記事では、特許庁に支払う実費(印紙代)と、専門家である弁理士に依頼する場合の手数料について、料金表を元に分かりやすく解説します。
商標登録にかかる費用の総額内訳
商標登録にかかる費用は、大きく分けて①特許庁に支払う印紙代と、②弁理士(特許事務所)に支払う手数料の2種類があります。自分で手続きを行えば弁理士費用はかかりませんが、専門的な知識が必要なため、専門家に依頼するのが一般的です。総額費用は、登録したい商品の分野(区分)の数によって変動します。
商標登録の料金表(2022年4月1日改定)
サービス概要 | 弊所手数料 | 特許庁手数料 | 合計 |
---|---|---|---|
出願 | |||
特許庁出願料金(1区分) | 70,000円 | 12,000円 | 82,000円 |
区分追加料金(2区分目以降) | 50,000円/区分 | 8,600円/区分 | 58,600円/区分 |
パリ条約に基づく優先権主張 | |||
A) 基本料金 (1カ国あたり) | 14,000円 | ― | 14,000円 |
B) 追加手数料 | 6,000円 | ― | 6,000円 |
更新 | |||
更新登録申請料金 (変更なし) | 40,000円 | 43,600円 | 83,600円 |
同一商標の区分追加料金 | – | 43,600円 | 43,600円 |
登録商標の補正手続き料金 (区分数を減らす等) |
30,000円 | – | 30,000円 |
記録の変更手続き | |||
▶︎ 申請期間中の商標権の移転 | |||
1)継承又は合併の場合の料金 | 33,000円 | ― | 33,000円 |
2)譲渡の場合の料金 | 33,000円 | 4,400円 | 37,400円 |
登録名義人の住所又は氏名の記録変更 | 20,000円 | ― | 20,000円 |
▶︎ 登録済み商標権の移転 | |||
1)継承又は合併の場合の料金 | 40,000円 | 3,000円 | 43,000円 |
2)譲渡の場合の料金 | 40,000円 | 30,000円 | 70,000円 |
登録名義人の氏名又は住所の記録変更 | 30,000円 | 1,000円 | 31,000円 |
登録 | |||
商標登録料金 (1区分) | 22,000円 | 32,900円 | 54,900円 |
▶︎同一商標権における区分追加料金 | 11,000円 | 32,900円 | 43,900円 |
商標の認定依頼料金 | 12,500円 | ― | 12,500円 |
専門家による費用を抑えるワンポイントアドバイス
出願する区分を事前に絞り込むことで、特許庁印紙代と弁理士手数料の両方を節約できます。特に、将来的に使用する可能性が低い商品やサービスまで含めてしまうと、費用が嵩むだけでなく、権利の維持管理も煩雑になります。
手数料に関する注意事項
- すべての書類は、特許庁に日本語で提出する必要があります。
- 日本語への翻訳手数料は案件ごとに別途お見積もりいたします。
- すべての料金は予告なしに変更される場合があります。
- 本表に記載のない追加費用(中間処理費用)は、1時間あたり35,000円で計算されます。
- 銀行振込手数料と送料はお客様のご負担となります。