赤坂国際会計事務所

新規事業立上げに関する注意点と弊所サポートサービスについて

新規事業立ち上げの成功戦略とリスク管理法

新規事業の立ち上げは、既存事業とは異なり多くのリスクを伴います。評価軸の不在や予算不足、社内理解の欠如などが課題です。本記事では、新規事業の成功戦略と具体的なリスク管理法を解説。効率的な組織編成や専門家のサポートで、貴社の事業を成功へ導きます。

1. 新規事業と既存事業の違い

1.1 新規事業の特徴とリスク

新規事業は明確な評価軸がなく、不確実性が高いです。主なリスクは以下の通りです:
  • バックアップ不足:社内リソースが限られる。
  • 不明確な指示:上司が具体的な段取りを把握していない。
  • 予算の制約:資金確保が難しい。
  • 社内評価:成果が認められにくい。
これらの課題を克服するには、本気度の高い取り組みが不可欠です。

1.2 本気の新規事業とは

新規事業には「形だけ」と「本気」の2種類があります。本気の事業は、明確な目標設定と撤退プランを伴います。弊事務所では、形だけの相談にも本音を早期開示いただき、コスト軽減や具体的な解決策を提案します。
項目 形だけの新規事業 本気の新規事業
目標設定 曖昧 明確かつ逆算型
社内支援 限定的 社長のコミットメントあり
撤退プラン なし 事前設定

2. メンバーの選定

2.1 適正なメンバーの特徴

新規事業の成功には、適切なメンバーが不可欠です。以下の素質が求められます:
  1. 自律性:自ら行動を起こせる。
  2. リスク耐性:失敗を恐れず挑戦する。
  3. 責任感:事業への強いコミットメント。
  4. 祭り好き:新しい挑戦を楽しむ姿勢。
これらの素質は、適性テストで明確化可能です。

2.2 選定時の注意点

熟考ばかりで行動しない人材は不適格です。実践的なメンバーを選び、記録を残して同じ失敗を避ける「見える化」が重要です。また、目標から逆算した計画とX-day(撤退期限)を設定し、混乱を防ぎます。社長の直接関与も本気度を示す鍵です。

3. 阻害要因とその対策

3.1 法務部や管理部の抵抗

法務部はリスクを避けるため、新規事業に消極的です。批判リスクを恐れ、責任を回避する傾向があります。以下の対策が有効です:
  • 弁護士の活用:信頼性の高い裏付けとして、弁護士と協議しリスクを具体化。
  • 代替案の提示:法令違反を回避するビジネスモデルを共同構築。

3.2 専門家の役割

弁護士や法務部の役割は、単に「法令違反」と指摘するだけでなく、違法性を回避する具体案を提案することです。弊事務所では、貴社の状況に寄り添った解決策を提供します。

4. 弊事務所のサポートサービス

新規事業の組織編成やリスク管理でお困りの場合、弊事務所にご相談ください。「法令違反で終わり」ではなく、貴社の目標達成に向けた具体策を提案します。

著者情報

赤坂国際法律会計事務所 弁護士 角田進二